今回の引退決断に至る背景には、自身の肉体との限界までの対話があった。関係者によると、今シーズンにかけても徹底したコンディショニングに心血を注いできたものの、「自分の求める最高のパフォーマンスをチームに還元できなくなったときは引き際」という自身の高い美学を崩さなかったという。
吉井理人監督をはじめとする首脳陣も、彼の決断を尊重しつつ、その去就には特別な想いを寄せる。長年にわたり若手選手の模範であり続けた存在感は、数値化できないチームの財産だった。指揮官は彼の姿勢を「プロフェッショナリズムの極み」と称し、最後までチームを最優先に考え抜いた背番号4の引き際に深い敬意を表している。