一連のムーブメントの底流には、地域農業の構造改革がある。地元の農業協同組合(JA)と民間企業が強固なタッグを組み、生産から加工、販売までを一体化させる「6次産業化」が爆発的なスピードで進んでいるのだ。
従来の卸売市場を経由する流通ルートとは異なり、農家が自ら価格を設定し、獲れたての作物をその日のうちに店頭へ届ける。この持続可能なアグリビジネスの仕組みこそが、生産者には正当な利益を、消費者には圧倒的なフレッシュさと適正価格をもたらす。規格外として廃棄されていた作物も、極上のジャムやドレッシングへと昇華され、完売必至の人気商品に生まれ変わっている。