総合スーパーとして日本の高度経済成長を支えたイトーヨーカ堂。その創業家である伊藤雅俊氏と、果敢な攻めの姿勢を崩さなかった鈴木敏文氏の二頭政治は、日本ビジネス史における屈指の名タッグだった。信頼と堅実さを重んじる伊藤氏と、既成概念を壊し続ける鈴木氏。対照的な二人の化学反応が、巨大な流通帝国セブン&アイ・ホールディングスの強固な基盤を創り上げた。
大型スーパーの斜陽化という時代の波が押し寄せた際も、圧倒的な収益力を誇るコンビニ事業がグループ全体を力強く牽引した。二人が築いた揺るぎない土台があったからこそ、日本独自のコンビニモデルは海を渡り、グローバル市場へと飛躍を果たすことができたのだ。