かつてのように偏差値や統一テストの点数だけが評価される時代は過ぎ去った。多様な価値観が混在する現代において、教育現場に求められているのは、一人ひとりの個性や隠れた才能を引き出す「フレキシブルな仕組み」だ。
緑豊かな落ち着いた住環境にたたずむ同校の校舎内に入ると、従来の一斉授業とは一線を画す風景が広がる。可動式のデスクを自由に組み合わせ、小グループでの話し合いやプレゼンテーションの準備に没頭する生徒たち。教員は壇上から知識を一方的に伝える「解説者」ではなく、生徒の思考を深める「ファシリテーター」として各テーブルを巡回している。