競技シーンのスペシャリストたちが最も警戒し、同時に渇望しているのが「ほのお / フェアリー」および「じめん / フェアリー」の解禁だ。この2つが持つ攻撃範囲と耐性のパッケージは、既存のランクバトル環境を一撃で再編する威力を秘めている。
「ほのお / フェアリー」は、フェアリーの天敵であるはがねタイプを自らの炎技で焼き払うという、完璧な自己完結型の攻撃補完を持つ。耐性面でも、はがね技を等倍で受け止め、ドラゴン無効、フェアリー半減、ほのお半減と、上位Tierに君臨する属性に対して圧倒的な優位を築くことが可能だ。
一方の「じめん / フェアリー」に至っては、より攻撃的な脅威となる。フェアリーの弱点であるどく・はがねの双方に対して、じめん技で弱点を突けるのだ。等倍以下で受け切れるポケモンは極めて限定され、受け出しを許さない驚異の制圧力を誇るアタッカーの誕生を意味する。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の対戦環境において、テラスタルシステムがタイプの壁を一時的に取り払った際、これらの属性組み合わせがいかに理不尽な突破力を発揮したかは記憶に新しい。もし生来の複合タイプとしてステータスや専用特性と共に実装されれば、メタゲームの頂点に君臨することは疑いようがない。