美しい飾り付けでリビングを華やかに彩るクリスマスツリーだが、なぜこれほど短時間で破壊的な火災へと発展してしまうのだろうか。その最大の原因は、電飾機器の過熱や漏電、そして室内の乾燥という条件が最悪のタイミングで重なることにある。
かつて主流だった白熱電球の飾りに比べ、最新のLEDイルミネーションは発熱量が大幅に抑えられているとされる。しかし、安価な海外製品や経年劣化した製品では、変圧器部分の異常発熱や内部配線のショート(短絡)が依然として多発している。さらに、暖房器具によって乾燥しきった室内に飾られたツリーは、ひとたび火がつくと一気に燃え広がる極めて危険な燃料の塊と化すのだ。