絶景の藤棚で知られる白毫寺だが、そのルーツは705年(慶雲2年)にまで遡る由緒ある天台宗の古刹だ。法道仙人によって開基されたと伝わり、本尊の阿弥陀如来坐像をはじめとする貴重な文化財が大切に守り継がれてきた。山号である霊亀山が示す通り、豊かな自然環境と静寂に抱かれた境内は、歴史の重みを今に伝える寺社仏閣・史跡として地域の人々の信仰を集めている。
境内の至る所に残る歴史的遺構と季節の花々が調和する光景は、単なる花見にとどまらない深い風情を感じさせる。藤の季節が終わった後も新緑や初夏のつつじ、秋の紅葉など、四季折々の表情で訪れる人々を温かく迎え入れてくれる。