「子育てしやすい街」というお題目は、どの候補者のパンフレットにも躍っている。だが現実は甘くない。市内の小児医療体制や保育施設の整備、さらには通学路の安全確保に至るまで、若い世代が直面する不満は積もり積もっている。近隣の姫路市や明石市が手厚い子育て施策を展開する中、たつの市から若いファミリー層が抜け出していく現実は無視できない。山間部や沿岸部における高齢者の移動手段——いわゆる交通難民対策も急務だ。限られた予算を子育てに寄せるのか、それとも手厚い高齢者福祉に割り振るのか。二者択一の単純論ではない、緻密な予算配分の能力が市議会議員に求められている。
2026年たつの市議会議員選挙が激震:過疎化と地場産業の危機に挑む城下町、有権者が突きつける真の選択肢