世間の注目を集める有名事件や話題のタレントが絡む刑事裁判では、傍聴席を巡る「整理券の争奪戦」が繰り広げられる。定員数十名に対して千人以上の希望者が殺到し、倍率が数十倍に跳ね上がることも珍しくない。こうした大混雑を回避し、確実に法廷へ入るためには、時間帯と対象事件の選び方にちょっとしたコツが存在する。
大混雑を避ける最も確実な方法は、抽選が行われる「注目の初公判」を避け、2回目以降の期日や一般の単独事件を狙うことだ。また、整理券の配布場所や指定時間は裁判所の公式ウェブサイトで当日の朝に告知されるため、開門前の無駄な並びを避け、指定時刻の直前に並ぶのがスマートな立ち回りと言える。さらに、午前の開廷直後(10:00〜10:30)や昼休み明け直後(13:10〜13:30)は狙い目であり、一般の地味な民事事件や刑事事件の判決言い渡しであれば、混雑とは無縁の静かな法廷でじっくりと審理の過程を観察できる。