ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」への出展は、瀬戸焼きそばの知名度を飛躍的に高める転機となった。地域の有志や飲食店主たちが結成した「瀬戸焼きそば研究会」と「瀬戸まちづくりプロジェクト」が主導となり、全国へその魅力をアピールし続けた成果だ。
瀬戸市役所も官民一体となった地域活性化策を推進。イベントでの出店にとどまらず、地元の小中学校の給食メニューに採用するなど、郷土愛を育む教育の一環としても活用されている。
かつてはB級グルメの枠組みで語られることが多かったが、今では街のアイデンティティを支える大切な観光資源だ。地域住民と行政が一体となった草の根の活動が、伝統の味を全国区へと押し上げた。