2019年9月4日、東京ドームで開催された「お別れの会」。案内状を手にした関係者だけでなく、午後の一般公開を含めると約9万人規模の人波が押し寄せた。関係者の部だけでも、当時事務所に在籍していた主要タレントがほぼ総出で顔を揃えている。
参列者リストの最前列には近藤真彦や東山紀之、木村拓哉、中居正広といったベテラン勢。続いてTOKIO(城島茂、国分太一、松岡昌宏)、KinKi Kids(堂本光一、堂本剛)、V6、嵐(相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔)、KAT-TUN、関ジャニ∞、NEWS、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King & Prince、そしてデビューを控えていたSixTONESやSnow Manを含む無数のジャニーズJr.たち。錚々たる顔ぶれが黒のスーツに身を包み、ドームのアリーナを埋め尽くした。
だが、その壮麗な光景の裏側では張り詰めた緊張感が漂っていた。タレントたちの動線は厳格に隔離され、報道陣への接触は徹底して制限。事務所幹部が神経を尖らせていたのは、タレントたちの動揺や予期せぬ言動が外部へ漏れ出すことだった。壇上で語られた「家族のような絆」という言葉の陰で、すでに帝国崩壊へのカウントダウンは始まっていたのだ。