【2026年軍事潮流】巨艦を撃沈する「影の主役」——新型ミサイル艇が変える東アジア海洋防衛のリアルの特集記事を解説します。専門的な知識が詰まっています。

日本の海洋防衛を長年支えてきた海上自衛隊の「はやぶさ型」ミサイル艇。2000年代初頭に導入された同型艇は、長らく日本沿岸の不審船対処や警戒監視の第一線を担ってきた。しかし、艦齢の延伸限界と現代戦におけるセンサー進化により、その世代交代は待ったなしの状況を迎えている。

防衛省内では、防空能力に限界がある小型艇を退役させ、多用途護衛艦(FFM)や無人機運用にリソースを集中させるべきだとの論調が根強く存在した。だが、南西諸島の防空網・対艦打撃網を極限まで高密化させる「A2/AD(進入拒否)」戦略の観点から、小型・高機動な打撃プラットフォームを完全に手放すリスクを懸念する声も根強い。現場からは、コストパフォーマンスと即応性に長けた小型打撃力の再評価を求める声が上がっている。