フジテレビジョンに入社後、朝の情報番組『めざましテレビ』や独自の切り口が求められる『ワイドナショー』など、看板番組への出演が続いた。若手として期待を一身に背負い、多忙を極める中で徐々に心身のバランスは蝕まれていく。画面越しに見せる快活な表情とは裏腹に、彼女の日常は限界を迎えていた。
突然の休養発表。現場からの完全な離脱。キャリアの絶頂期で訪れた断絶に、最も心を痛めたのは家族だった。ベッドから起き上がることすら困難だった日々に、父は「もう走らなくていい。ただ生きていてくれればそれで十分だ」と語りかけたという。結果を出すことで自らの価値を証明しようともがいていた彼女にとって、その無条件の肯定は何よりも強い救いとなった。