syudouという異能の才能を語る上で、Adoへ楽曲提供し社会現象となった『うっせぇわ』の存在を外すことはできない。『ビターチョコデコレーション』で研ぎ澄まされた社会への叛逆心と、皮肉に満ちた言葉のナイフは、間違いなく後のメガヒット作へと脈々と受け継がれている。
世間の理不尽に対する怒りや諦念を、ただの愚痴で終わらせずに極上のポップソングへと昇華させる手腕。それこそがsyudouの真骨頂だ。自分自身の泥臭い感情や屈折した人間観察を原動力にしながら、聴く者のカタルシスを呼び覚ます。彼の描く毒は、現代を生きる人々にとっての毒薬であり、同時に救済の劇薬でもあるのだ。