枝毛を切るだけはNg?毛髪診断士が教える最新ダメージ補修術とは一体何なのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

傷んだ毛先を切り落とせばリセットできるという考えは、半分正しく、半分は誤りだ。髪の外皮を護るキューティクルが剥がれ落ちると、毛髪内部の大部分を占めるタンパク質「ケラチン」が外部へ流出してしまう。この構造破壊が進行した状態こそが、毛先が裂ける根本原因である。

公益社団法人日本毛髪科学協会の知見によれば、傷んだ断面を適切な保護なしに放置した場合、毛髪の裂け目は縦方向に進行し、やがて髪全体のツヤやまとまりを完全に奪い去るという。ハサミを入れた後の切れ端は無防備な状態であり、そこからさらなるタンパク質漏出が始まるのだ。