ジャズの歴史を知ると、店選びやライブの楽しみ方はさらに深まる。1940年代に開花した即興演奏の極致ビバップから、より洗練されたコード進行とクールな情緒を持つモダンジャズへの昇華。その中心には常に帝王マイルス・デイヴィスの革新的なサウンドが存在していた。
日本においては、渡辺貞夫をはじめとするパイオニアたちが本場の熱気を持ち帰り、独自のジャズカルチャーを根付かせた。現在も都内の老舗店では、当時の熱量をそのままに継承するレジェンドたちのスピリットが脈々と息づいており、時代を超えた名曲のカバーや意欲的なセッションが夜な夜な繰り広げられている。