長姉ブリュンヒルデが命を賭して推進するラグナロク。彼女がなぜそこまでして人類の滅亡を拒み、神々に反逆するのか。その根底には、単なる情愛を超えた「個人的な怨恨」や「ある特定の存在を救うための策略」が隠されているのではないかという考察が深まっている。梅村真也による緻密なストーリー構成は、戦闘の爽快感だけでなく、重厚な人間ドラマを浮き彫りにする。
彼女が選んだ13人の人類代表と、自らの妹たちであるヴァルキュリーを「神器再練(ヴェルンド)」によって一体化させる命がけの戦術。敗北すれば魂ごと消滅するという過酷なリスクを背負いながら、ブリュンヒルデが目指す「本当の結末」とは何なのか。物語の核心は、試合の勝敗だけでなく彼女の思惑そのものへとシフトしている。