「洗ったはずの皿が白く曇る」「庫内の壁面がざらつく」——こうしたトラブルの主犯は、水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル成分が結晶化した水垢と、分解しきれなかった動物性油脂が固着した複合汚れだ。この頑固な汚れを根こそぎリセットする切り札が、純正クリーナー「N-P300」である。市販の台所用洗剤では太刀打ちできない強力なキレート剤と特殊界面活性剤を配合したこの粉末は、庫内の隅々まで張り付いたスケールを一掃する破壊力を持つ。
日常のメンテナンスであればドラッグストアで手に入るクエン酸も有効だが、長年放置した頑固な油膜には限界がある。ここで家電修理のプロが推奨する裏ワザがある。N-P300を投入する直前に、給湯器の温度設定を一時的に最高(約60℃)まで引き上げ、あらかじめ給水パイプ内の冷水を抜いた状態で「お手入れコース」あるいは標準コースを走らせるのだ。初動の水温を底上げすることで薬剤の溶解と化学反応が爆発的に活性化し、ヒーターカバーの裏やノズルの噴射孔に潜む石灰化した汚れまで一網打尽に剥離できる。