テレビドラマや漫画で人気の『孤独のグルメ』で、主人公の井之頭五郎が無心にとんかつを頬張る姿は、深夜の視聴者を猛烈な空腹へと突き落とす。あの豪快な食べっぷりこそが外食の醍醐味だが、現実の生活では食べた後の自己管理が待っている。
食事管理アプリ「あすけん」や「カロミル」のユーザーデータを観察すると、とんかつを食べた日は高確率で脂質グラフが跳ね上がり、アドバイス画面で警告を受けるケースが散見される。だが、ヘルスケアの専門家たちは「1食の数値だけで一喜一憂する必要はない」と口を揃える。
豚肉には糖質代謝を助けるビタミンB1が豊富に含まれており、これは牛肉や鶏肉の数倍に匹敵する。疲労回復を促す優秀なタンパク源でもあるのだ。アプリでオーバーした脂質は、翌日や前後の食事で油分を控えることで十分に相殺できる。要は「点」ではなく「線」で栄養をマネジメントする視点が欠かせない。