広大な敷地を支えているのは、長年培われてきた味覚狩り・果樹栽培の確かな技術だ。春のイチゴに始まり、初夏のサクランボや桃、夏のブルーベリーやブドウ、秋の梨や柿、そしてサツマイモ掘りまで、一年を通して途切れることなく実りの季節が巡る。運営を担う竜王町農業振興事業団が地域の生産農家と強固に連携しているからこそ、常に最高品質の果実が樹上で完熟の瞬間を迎える。
単に見学するだけでなく、自らの手で枝から果実をもぎ取る体験は、都市部の生活では味わえない贅沢な時間だ。もぎたての桃にかぶりついた瞬間に溢れ出す果汁や、太陽のぬくもりを残したブドウの濃密な甘み。観光農業の枠を超えた食育の場としても、子連れファミリーからシニア層まで幅広い支持を集めている。