世界を驚愕させた王者も、次世代への進化の足がかりに過ぎなかった。エド・カリーが秘かに進めていた「ペッパーX開発プロジェクト」は、まさにこの死神の遺伝子をベースにさらなる高みを目指した極秘計画だ。
10年以上の歳月をかけて血統をブラッシュアップし、平均269万 SHUという未知の領域に達したペッパーXの誕生は、世界を再び震撼させた。しかし、その圧倒的な遺伝的基盤となったのは間違いなく旧王者の持つ強烈な形質だ。
育種家たちの間では、この血統交配技術が今後のカプサイシン高生産株の育成におけるリファレンスモデルになると期待されている。極限を追い求める品種改良のドラマは、未だ終わっていない。