手書きの点字盤とは別に、長年世界中で愛用されている機械式の打ち具がパーキンス・ブレイラーだ。6つの点に対応するキーとスペースキーを備えたこのタイプライターは、キーを同時に押し込むことで表側から直接突起を浮き上がらせる。裏返しに考える必要がなく、打ったその場で左から右へと読めるため、学校や図書館などの福祉施設で現在も根強い人気を誇る。
一方、パソコン環境の普及に伴い、デジタルでの点字作成・編集も劇的に進化を遂げた。その中核を担うのがBES(点字編集ソフト)に代表される専用ツールだ。キーボードの「f d s j k l」といったキーを6つの点に見立てて入力する「六点入力」や、一般の日本語テキストを自動で点字データに変換する機能を備え、点訳ボランティアの作業効率を飛躍的に向上させた。