首掛け冷却器のパイオニアといえば、ヒット商品「ネッククーラー」シリーズを長年手掛けてきたサンコー株式会社だ。軽量性や静音性、デザインの美しさにおいて、家電・暑さ対策機器業界を牽引してきた実績がある。
しかし、そこに殴り込みをかけたのがワークマンの泥臭くもタフなアプローチだ。繊細なエレクトロニクスを得意とする家電メーカーに対し、過酷な屋外環境に耐えうる耐久性と現場主義のバッテリー互換性で対抗する。首回りのフィット感や重量バランスなど、細部の洗練度ではサンコーに軍配が上がる場面もあるが、ガシガシ使い倒せる堅牢さにおいてワークマンは圧倒的だ。両者の熾烈なシェア争いは、夏の暑さ対策市場全体を底上げする原動力となっている。