買い物をしている時、990円や1,980円といった中途半端な価格設定を目にしない日はないだろう。海外のマーケティング用語ではこれを「Odd-Even Pricing」と呼ぶ。「odd pricing(端数価格)」は、例えば$9.99のように奇数の9で終わらせることで「大特価だ」と消費者に錯覚させる心理テクニックだ。
逆に、高級ブランドやラグジュアリーホテルでは「even pricing(丸め価格)」が好まれる。$100.00や$500.00といった偶数のきりの良い数字は、品質への自信や安心感を与えるからだ。世界を相手にする越境ECやマーケティングの現場では、偶数と奇数の心理的効果を計算し尽くして価格が決められている。