本シリーズの生みの親である株式会社レベルファイブの代表・日野晃博氏は、子供向けの作品にこそ本格的な感情の揺さぶりが必要であると考えていた。彼が提唱した「クロスメディアプロジェクト」は、ゲーム、アニメ、玩具、映画が一体となって共通の体験を提供する画期的なビジネスモデルだ。
単なる子ども向けのキャラクタービジネスにとどまらず、大人の鑑賞にも耐えうる感動的なバックストーリーを提示したこと。それこそが、この「妖怪ファンタジーRPG」が単なる一過性のブームに終わらず、ゲーム・アニメ産業に深大な足跡を残した主因である。ひもじいのストーリーは、日野氏の緻密な仕掛けと人間讃歌の哲学が最も色濃く反映された傑作エピソードの一つだ。