今注目を集めている 2026年、公立校改革の最前線――独自のアート&グローバル教育で異彩を放つ「六甲アイランド高校」の現在地について、多角的な視点をご紹介しています。

同校の最大の強みは、1998年の開校以来アップデートを続けてきた総合学科ならではの柔軟なカリキュラムだ。人文、社会、自然科学、国際、芸術・媒体など、多岐にわたる系列(科目群)から自らの興味関心に応じて授業を選択する。高校2年次以降、生徒たちの時間割はほぼ「オーダーメイド」となる。

教科書を暗記するだけの座学は過去のものだ。将来メディアアートの世界を目指す生徒が、午前中に高度な情報デザインを学び、午後はフランス語の演習と論理表現の授業を受けるといった光景が日常となっている。自分の意思で時間割を組むプロセスそのものが、主体性とキャリア観を早期に醸成する仕掛けだ。