利便性が絶賛される一方で、導入初期における現場の戸惑いもゼロではない。年配の保育士やスマートフォン操作に不慣れなスタッフへの操作トレーニングには一定の時間を要する。また、「いつでも連絡が送れる」という手軽さが仇となり、勤務時間外の問い合わせ対応に保育者が悩まされるケースも一部で報告された。
成功している施設では、通知の送受信時間に関するルール設定や、夜間の緊急連絡フローを明確化することでこの摩擦を克服している。紙の温もりを重んじる保護者に対しても、手書きコメントとデジタル連絡帳の併用期間を設けるなどの配慮を行うことで、結果的に「保育士の笑顔が増え、園全体のコミュニケーションが密になった」という好意的な評価へと着地している。