がん診療連携拠点病院としての顔を持つ同院では、低侵襲治療の追求がめざましい。外科手術においては、最新鋭の手術支援ロボットを用いた精密なアプローチが標準化しつつある。人間の手では不可能なミリ単位の微細な動きを再現することで、出血量を最小限に抑え、術後の早い回復を実現している。
さらに、ゲノム医療に基づく個別化治療(プレシジョン・メディシン)の導入により、患者一人ひとりの遺伝子変異に合わせた最適な抗がん剤の選定が行われている。腫瘍内科、放射線治療科、病理診断科などが一堂に会する「キャンサーボード」での多角的な議論を経て決定される治療方針は、身体的負担を減らしつつ高い治療効果を叩き出している。