英樹という類まれな才能に対して、日本を代表するグローバル企業が巨額の資金を投じる理由は明確だ。世界中の中継カメラが捉えるキャップ、ウェア、キャディバッグのロゴ露出効果は計り知れない。
クラブやボールを供給する住友ゴム工業(スリクソン)をはじめ、レクサス(トヨタ自動車)、野村ホールディングス、NTTデータなど、名だたる大企業が長年タッグを組んでいる。特にマスターズを制覇して以降、彼のブランド価値は「アジア初のアグレッシブな王者」として不動のものとなった。誠実でストイック、スキャンダルとは無縁のプレースタイルは、企業イメージの向上において最高の安心感をもたらしている。松山のスポンサー収入が年収の大半を占め、かつ安定している理由はここにある。