あの独特なポーズと発声のルーツを辿ると、始まりは志村けんのコントにおける「怒り」のリアクション表現に行き着く。元々、志村が舞台や番組内で志村流の威嚇を表現する際、首を硬直させて「アッ」とも「イン」ともつかない唸り声を上げたのが原型とされる。それが次第に、相手を威圧しつつも絶妙な脱力感を誘う動きへとブラッシュアップされていった。
ポーズの形にも明確な由来がある。手の甲を顎の下に当てる動作は、カメラのフレームに最もインパクトのある顔の角度を模索する中で完成された。単なる突発的な一発ギャグに見えて、実は表情を最も引き立たせる黄金比が隠されていたのだ。