2026年のリニューアルで最も眼を引くのは、店舗配置のドラスティックな再編だ。食品館「グランフジ」では、物価高に直面する家庭の強い味方となるプライベートブランドの特設コーナーを拡充する一方、全国展開の人気アパレルや雑貨ブランドのポップアップストアを毎月誘致。日々の節約志向と、休日のプチ贅沢という二極化する消費マインドを、同じフロア内で完璧に受け止める設計だ。
通路幅を従来より約20%拡張したことで、ベビーカーを押す子育て世代や車椅子を利用する高齢者もストレスなく回遊できる。単に売り場面積を競う時代は終わった。滞在そのものの「快適性」を数値化し、空間設計へ落とし込んだ点が今回のリニューアルにおける最大の勝因と言える。