1970年8月21日、東京・府中ボウル。テレビ番組『レディズ・チャレンジボウル』の収録中、スポーツ中継史に永遠に刻まれる奇跡が起きた。女子プロ界初となる公認パーフェクトゲーム、スコア「300点」の達成である。
1投ごとに静まり返る場内、息を呑む解説者。張り詰めた極限の緊張感の中、12投目のボールが吸い込まれるようにポケットへヒットし、10本すべてのピンが宙を舞った。その瞬間、少女のような笑顔で飛び跳ねて歓喜を爆発させた姿は、テレビを通じて全国のお茶の間へ生々しく届けられた。この劇的な一幕が決定打となり、日本は空前絶後のボウリングバブルへと突入していく。