食卓の魚はどこから来た?密漁と暴力団が蠢く巨大闇市場の全貌の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。

かつて暴力団の資金源(シノギ)といえば、覚醒剤やみかじめ料、賭博などが代表格だった。しかし、暴力団排除条例の全国家的な強化に伴い、彼らはリスクが低く極めて実りの多い「海の資源」へと本格的に舵を切った。特に中国市場などで空前の高値で取引される「乾燥ナマコ」や「アワビ」は、「白いダイヤ」「海の宝石」と称され、密漁のターゲットとして格好の標的となった。

一晩の潜水作業で数百万円単位の現金が動く。資金力に物を言わせた密漁グループは、高馬力の高速ボートや最新のダイビング機材、さらにはサーモグラフィーカメラや暗視スコープまで導入し、夜間の海へと繰り出す。捕獲された海産物は、即座に秘密の加工場で乾燥・梱包され、偽造された書類とともに正規の流通ルートへ混入される。この高度に洗練された隠蔽工作こそが、摘発を困難にさせている要因だ。