『ミス・ブランニュー・デイ』歌詞の真実!桑田佳祐が放つ鋭い風刺の特集記事を解説します。最新トレンドがチェックできます。

1980年代半ば、日本の都市部は未曾有の消費社会へと突き進んでいた。女子大生ブームが巻き起こり、特定のファッション誌を開けば誰もが同じ服を着て、同じスポットへ繰り出す。自分の頭で考えることをやめ、「流行に乗っていること」自体をステータスとする風潮が街を覆い尽くしていた。

『ミス・ブランニュー・デイ』で描かれる主人公の女性は、まさにその象徴だ。「新しいもの(Brand-New)」を追い求めながら、実は自らの個性や思想をすっかり失っている。桑田佳祐は、洗練された都会派のライフスタイルを気取る彼女たちの薄っぺらさを、冷徹かつダンサブルな音に乗せて暴き出した。一見すると軽快なラブソングのように聴こえるが、その実態は歪んだ同調圧力に対する強烈なアンチテーゼなのだ。