そもそも、なぜこれほど膨大な試合数が設定されているのか。その歴史は20世紀初頭まで遡る。かつて8球団制だった時代、各チームと22試合ずつ戦うことで年間154試合のスケジュールが確立されていた。その後、1961年のア・リーグ、1962年のナ・リーグの球団拡張に伴い、全10チームが相互に18試合ずつ対戦する計算から「162試合」という現在の数字が誕生したのである。
この背景には、莫大な入場料収入や放映権料を支える商業的な計算も存在する。巨大なビジネスであるプロスポーツ興行にとって、ホームゲームの開催数は球団経営の根幹をなす。近年は全球団が均等に対戦するバランス日程へとアップデートされたが、年間162試合という基本的な枠組みは半世紀以上にわたり受け継がれている。