2018年の奇跡的な活動再開から数年が経過した。だが、彼らの勢いは衰えるどころか、より凄みを増している。かつて10代〜20代の初期衝動をストレートに叩きつけていたサウンドは、年齢と経験を重ねたことで深みと硬質さを増した。とにかく音が太い。
生で聴く生形真一のギターループ、高橋宏貴のタイトかつ重厚なドラム、高田雄一の重低音ベース、そして細美武士の突き抜けるボーカル。4人のアンサンブルが重なった瞬間のエネルギー密度は、日本のパンクロック/エモシーンにおいて今なお圧倒的だ。「思い出補正」などという生ぬるい言葉を、最初のコード一発で吹き飛ばしてしまう破壊力がそこにはある。