バストの形を支える最大の要でありながら、一度伸びたり切れたりすると元に戻らないとされるのが「クーパー靭帯」だ。コラーゲン繊維でできたこの結合組織をいかに保護するかが、生涯にわたる美乳維持の分かれ道となる。専門家は、月に一度のセルフチェックを習慣化することを強く推奨している。
セルフチェックの基準は極めて明確だ。鏡の前に真っ直ぐ立ち、鎖骨の中心と左右のバストトップを結ぶラインが正三角形を描いているか、デコルテが痩せてあばら骨が浮き出ていないか、そして乳首の向きが正面より上を向いているかを確認する。もし三角形の頂点が下に伸びて二等辺三角形になっているなら、クーパー靭帯に負担がかかっているサインだ。
日常のケアでは、入浴時の強いシャワー水圧を直接バストに当てないこと、お風呂上がりにセラミドやレチノール誘導体が配合された高保湿クリームで下から上へと優しく滑らせるように塗布することが欠かせない。摩擦は色素沈着とたるみの元となるため、強い揉みほぐしは厳禁だ。羽毛を撫でるようなタッチでリンパの流れを整えることこそが、組織を傷つけずにハリを守る鉄則である。