教科書改訂で話題!双子葉類と単子葉類の知られざる差を徹底解剖にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

ここからは、定期テストや受験でも絶対に落とせないコアな構造の違いに踏み込んでいこう。まず注目すべきは、地面の下に広がる根の張り方だ。アサガオやヒマワリに代表されるグループでは、太い一本の「主根と側根」が地中深くへと伸びて体をしっかり支える。これに対して、トウモロコシやユリといったグループでは、茎の基部から放射状に伸びる「ひげ根」が浅く広く網の目のように広がる。

さらに劇的な違いが見られるのが、茎の断面に位置する維管束の配置だ。顕微鏡での観察時、輪状に美しい円を描いて管が並び、その間に細胞分裂を司る形成層が存在するのが前者の特徴である。この組織があるからこそ、樹木のように茎を太く成長させることができる。一方で後者のグループは、茎全体に維管束が散在しており、この組織を持たない。そのため太くなるのではなく、素早く背を伸ばして光を獲得する戦略をとる。構造の違いには、明確な生存上の意味が存在するのだ。