スポーツメディアの視聴体験が劇的に変化したことも、デザインの現場に大きな革命をもたらした。DAZNやJ SPORTSといったストリーミングサービスを通じて、ファンは高精細な大型モニターだけでなく、移動中のスマートフォン画面で試合を追うのが当たり前になったからだ。
画面の隅に常時表示される小さなスコア表示(スコアバグ)や、スマートフォンのアプリ通知アイコン。指先ほどの小さな面積でも、一瞬で「どのチームか」を脳に認識させなければならない。そのため近年のリブランディングでは、過剰なグラデーションや装飾を削ぎ落とし、単色でも高いコントラストを維持できるフラットなデザインが主流となった。テクノロジーの進化が、逆説的にロゴのシンプルさを研ぎ澄ませている。