日本各地で古くから親しまれてきたよもぎは、単なる和菓子の材料にとどまらない。天ぷら、お浸し、汁物の具材に至るまで、日本の食文化を彩る伝統山菜・ハーブ料理の筆頭格として豊かな歴史を持っている。
野生のよもぎを採取して調理する際には、味覚面だけでなく衛生や安全面への配慮も欠かせない。農林水産省は、山菜採りにおける類似の毒草(トリカブトやニリンソウなど)との誤認事故防止や、採取後の確実な洗浄・アク抜きの徹底を啓発している。
排気ガスや害虫などの心配がない衛生的な環境で摘んだ若芽を選び、しっかり水洗いしてからアク抜きを行うことが、安心・安全に自然の恵みを楽しむための鉄則である。