映画デビュー作となった『桐島、部活やめるってよ』で見せた高校生役は、その高身長ゆえの浮遊感と屈折した青春の影を見事に表現し、大きな評価を得た。学校の中庭や廊下で佇む彼の姿は、どこか現実離れした美しさと切なさを醸し出していた。
その後、重厚なサスペンス映画や歴史劇、人間ドラマへと出演作の幅を広げる中で、その恵まれた体格は単なる「見た目の良さ」を超えた重厚な演技の武器へと変化していく。大きな体が醸し出す圧迫感や、逆にふとした瞬間におののくような人間臭さのギャップは、作品に深い奥行きをもたらしている。