国内での成功に甘んじることなく、彼女の視線は早くから世界へと向けられていた。2012年、名作ミュージカル『シカゴ (ミュージカル)』の主演ロキシー・ハート役に抜擢され、ブロードウェイの舞台に日本人女優としてアジア系アメリカ人以外で初めて主演を飾る快挙を達成。全編英語、本場のダンサーと渡り合う過酷なレッスンに身を投じ、2017年、2019年と再演を重ねた。
そして2020年、長年所属したオスカープロモーションから独立し、自ら「株式会社Desafío(デサフィオ)」を設立する。スペイン語で「挑戦」を意味する社名の通り、安全地帯を飛び出し、自らの足で歩き出す道を選んだ。個人事務所の立ち上げは、彼女にとって第二の人生の幕開けを意味していた。