半年以上の沈黙を破り、店頭に復活を果たした日。並んだパッケージは、長年親しまれたデザインを踏襲しつつも、中身は完全に生まれ変わっていた。驚くべきことに、消費者が示した反応は拒絶ではなく、熱狂的な歓迎だった。
多くの企業が不祥事の際に陥る「情報の小出し」「責任転嫁」を途中で断ち切り、全責任を背負って全工場刷新という目に見えるアクションを提示したこと。この真摯な姿勢が、結果的に最高峰のクライシスマネジメント(企業危機管理)として機能した。ファンは彼らの誠実さを信じ、棚から一斉に商品を買い求めた。
その後、同社は型破りな超大盛シリーズや激辛フレーバー、ユニークなコラボレーション商品を次々と投入。ピンチをチャンスに変える圧倒的な開発力と話題作りで、失ったシェアを瞬く間に奪還しただけでなく、以前を遥かに超える熱狂的なブランドロイヤルティを築き上げた。