「岐阜」という漢字と信長の戦略に再びスポットが当たった背景には、映像メディアの影響も大きい。明智光秀を主人公に描いた大河ドラマ『麒麟がくる』では、美濃から岐阜へと名を変え、天下布武へと突き進む過渡期のドラマが鮮烈に描かれた。
放映後もNHKオンデマンドなどの動画配信サービスを通じて作品を視聴するファンが絶えず、劇中で描かれた岐阜城の眼下に広がる城下町構想や命名のロマンに魅了される人が増えている。テレビ画面の向こう側の歴史ドラマが、手元の「岐阜」という漢字一文字への知的好奇心を刺激する好例と言えるだろう。