手根管症候群の痺れを自宅で改善!専門医が明かす最新セルフケアの要点を分かりやすくまとめてご紹介します。

「たかが手の痺れ」と軽視して放置を続けると、取り返しのつかない神経障害へ進行する懸念がある。手根管内部での圧迫が長期間に及ぶと、正中神経が徐々に変性し、母指球と呼ばれる親指の付け根の筋肉が急速に萎縮していく。こうなると、コインをつまむ、裁縫をするといった精緻な指先動作(対立運動)が困難になってしまう。

厚生労働省のデータや医療・ヘルスケア業界の報告においても、末梢神経障害は放置期間が長いほど神経伝達速度の回復が遅れる傾向が指摘されている。筋肉の萎縮が一度完成してしまうと、たとえ後から手術を行っても完全な機能回復が難しくなるため、痺れを自覚した初期段階での適切な対処が命運を分ける。