皇族としてのお立場でありながら、海外の最高峰学府で学問を修めた歩みは極めて異色と言える。イギリスの名門・オックスフォード大学へ留学し、長年にわたる緻密な研究を経て博士号(D.Phil.)を取得した功績は、日本の皇室史上でも類を見ないものだ。
キャンパスでの生活は、決して「特別な待遇」に守られた甘いものではなかった。自ら文献を探し、論文の締め切りに追われ、自炊や洗濯もこなす。そんな一人の留学生としての孤軍奮闘が、彼女の知性と人間性を研ぎ澄ませた。話題となっている素顔の根底には、学問への真摯な情熱と、一人の独立した研究者としての頑なな矜持が存在している。