映像の世界で破竹の快進撃を続けながらも、彼女のルーツの一つである舞台芸術への敬意は些かも揺らいでいない。生身の役者が板の上で放つ熱量、観客の呼気と同期する緊張感。その経験が血肉となり、彼女の演じる役柄に嘘のない質量を与えている。
近年ではAmazon Prime Videoをはじめとするプラットフォームでも、重厚なヒューマンドラマの需要が急速に高まっている。表層的な派手さに頼らず、人間の複雑な内面を丁寧にすくい取る芝居。彼女が選ぶ作品群に一貫しているのは、傷つきながらも生きる人間への深い眼差しだ。