ふたりの接点が生まれたのは1990年代後半。当時、ジャニーズ事務所の看板スターとして過密スケジュールをこなしていた木村と、音楽番組で圧倒的な存在感を放っていた工藤。二人の距離を急接近させた最大のきっかけは、意外にも海の上だった。大のサーフィン好きとして知られていた工藤のサーフィン仲間に木村が加わる形で、二人のプライベートでの交流がスタートしたと言われている。
SMAPとしての活動が多忙を極める中、木村にとって早朝や深夜の海は唯一の息抜きであり、素の自分に戻れる場所だった。プロ級の腕前を持つ工藤とともに波を待つ時間の中で、二人は互いの飾らない素顔に惹かれ合っていく。カメラのフラッシュが届かない海の上こそが、二人にとってかけがえのない秘密のデートスポットだったのだ。
当時、トップアイドルとしての立場上、オープンな交際は絶対に許されない環境にあった。しかし、周囲のスタッフや限られた知人だけが知るSMAP時代の裏側では、木村の徹底したプロ意識と、工藤の細やかな気配りが二人を支えていたという。過熱するパパラッチの追跡を巧みに回避しながら、二人は静かに、そして確実に愛を深めていった。