ギャラリーの中央ステージで圧倒的な存在感を放っているのが、市販化へのカウントダウンが始まったコンセプトカー群と最新のEVラインナップだ。特に2026年の目玉として来場者の視線を集めているのが、先進的な全固体電池技術の搭載を視野に入れた次世代クロスオーバーモデルである。流線型のシルエットと光のグラデーションを活かしたボディワークは、単なる乗り物というよりも現代アートの作品に近い。
運転席に座ると、物理ボタンを極限まで削ぎ落とした未来派のインパネがドライバーを迎える。実際に体験した都内在住の40代男性は、「以前のコンセプトカーはどこか絵空事のように見えたが、今ここで触れられる車には近未来の公道を走るリアルな手触りがある」と興奮気味に語った。単なる「未来の提示」から「間もなく訪れる日常」へと、展示のフェーズが確実に変わっていることを実感させられる。