1960年代に入り、テレビ文化が全国へと急速に浸透する中、黒柳は伝説的バラエティ番組『夢であいましょう』などに出演し、お茶の間の人気を確固たるものにした。当時彼女が画面越しに見せた斬新なスタイリングや軽妙な語り口は、視聴者に強いインパクトを与えた。
後に彼女の代名詞となる「タマネギ頭」の着想や、ニューヨーク留学を経て磨き上げられたファッションセンスは、まさに時代の一歩先を行くものだった。和服の着こなしに西洋のアヴァンギャルドな要素を組み合わせたミックススタイルや、スクラップブックに残された当時のプライベートショットは、現代のトップデザイナーやスタイリストが見ても感嘆するほどモダンで洗練されている。